• このエントリーをはてなブックマークに追加

断捨離をしたいけど「もったいない」と思ってしまって、なかなか捨てられないことってありますよね。

いつかまた使うときがくるかも…
買ったとき高かったから…
売ればいくらかになるかも…
誰か欲しいっていう人がいるかも…

なんて、いろんな「もったいなくて捨てられない」理由があります。

まだ使えるものを捨てるなんて、悪いことをしているみたいで、胸が痛むんですよね。

でも、断捨離しようと思い立つたびに、同じものを眺めてはため息をついていませんか?それって無駄ですよね?

思い切って捨ててしまえば、案外スッキリするものなんですよ。

要らないものを未練なく、サクッと捨てるためにはどういうふうに考えたらいいのでしょうか。

この記事では、一度で決断できるようになるための考え方を書きました。

もったいないを乗り越えて「足湯器」を処分した私の体験談も参考にしてくださいね。

断捨離したいけどもったいないから捨てられない?

 

断捨離中なのに「これって捨てるのもったいないな~」と、またもとに戻してしまう…

そういうときに、サクッと決断できるようになるためには、

今これを捨てても大丈夫!

と、しっかり認識することが大切です。

 

捨てても大丈夫。なぜなら、後で困ることなんてないからです。

今使わないと思うものならこの先も使いたくなることはまれですし、本当に必要になればまた買って手に入れることができるでしょう。

もしも、この先「あれ、捨てなきゃよかった」と思う日があるとしても、それはそれです。

いつかまた使う日がくるかもしれない、と来るか来ないかわからない「その日」のために「今」断捨離できなくなることのほうが損失だからです。

 

  • それ(今要らないモノ)をとっておくことで、スペースが無駄になります。
  •  

  • 断捨離できず片付けが終わらないので、気持ちも空間もスッキリできないままです。
  •  

  • そして1年後?また断捨離しようと思い立ったときに、同じものを見て同じように悩むことになります。
  •  

  • モノにはホコリがたまるし、汚れたり劣化したりもしますよ。使わないものなのに、持っているだけでメンテだけはしないといけない羽目になります。

 

本当に無駄ですよね~

ほらね…断捨離できないほうが「もったいない」んですよ。

 

今、要らないと思ったら、それは捨ててもいいモノです。

それが無くなっても、数カ月後には思い出しもしないし、なんなら明日にはもう忘れていますよ。

スポンサーリンク

断捨離したいけど売るのが面倒ではかどらない?

 

捨てることに罪悪感があり、売ってお金に変えようとか、人にあげようとか考えて断捨離がすすまないという人もいますね。

今すぐ「売る」「差し上げる」ができないなら、あきらめて捨てましょう。

今のあなたにとって、断捨離よりも次のことが大事なら、すぐに行動しているはずです。

 

売ることで手に入るお金が欲しいなら、ヤフオクやメルカリなどを利用するか、リサイクルショップに行くはずです。

エコのためにリサイクルしなければならないと考えているなら、リサイクルの方法や寄付する先を調べるはずです。

喜んで使ってくれる人を知っているなら、連絡するはずです。

 

もしこれらのことが面倒ですぐに行動できないとしたら、今あなたに必要なのは、捨ててスッキリすることではないですか?

もちろんお金の節約やリサイクルは大事なことですが、優先順位としては、あなた自身が断捨離をすすめることが先ですよね。

気持ちをラクにするために思い出すことがあるとしたら、次の2点です。

  1. あなたが要らないものは大したお金になりません。
  2. あなたが要らないものは他の人も要りません。

 

胸がちくっと痛むかもしれませんが、今は、捨ててしまいましょう。

いちど断捨離をやってみれば、要らないものを増やしてしまうことも減っていくと思います。

そのときのあなたなら、使わないものを寄付やリサイクルに回せる余裕ができているかもしれませんよ。

 

断捨離で後悔?高かった足湯器を捨てた私の経験

 

さて、ここで私の失敗談というか、もったいなくて捨てられないと悩んだ体験をお話します。

 

数年前のことですが、私はなんとなく体のあちこちが調子悪くて、冷え性が原因かな、温めれば治るって本当かな…と「冷え取り健康法」にはまった時期がありました。

靴下を何枚も重ねて履いてみたり、1日に何度も足湯をしたり、とにかく下半身を冷やさないようにするんです。

絹のやつとか、綿のやつとか、5本指のやつとか、靴下を何枚も履くなんて洗濯もたいへんですし、足湯は洗面器のお湯の温度が下がらないようポットを用意して、とか、とにかく面倒くさい。

そこで、もともとお風呂に入るのも家で靴下を履くのも面倒ってくらいの面倒くさがり屋の私が目をつけたのが、

  1. 重ね履き不要!絹と綿の2枚重ねになっているあったか靴下
  2.  

  3. ずっと適温を保ってくれる電気足湯器

 

だったんです。

健康のためという大義があるので、無駄遣いとも思わず大枚をはたいちゃいました。といってもさすがに足湯器は中古を探しましたけどね。

 

それなのに、続いたのははじめの1年だけ。

電気足湯器というのが、お風呂場でお湯を入れるんですけど、そしたらとにかく重い。

うちは狭いアパートですので、浴室から洗面所、そして部屋まで、けっこうな段差が続くんです。

毎朝お湯を入れ替えて、部屋まで運ぶのに一苦労。はじめは楽しくて頑張ってやってましたけどね。

小さな浴槽みたいなものなので、洗うのもけっこう面倒でした。

 

足湯は、とても気持ちが良くて、健康にも効果があったかもしれません。

ところが面倒くさい以外にも問題がありました。

気持ちよすぎて、寝落ちしちゃうんです。椅子に座って足を機械に突っ込んだ状態ですから、寝たら危ないです。

実際、夫はひっくり返りました。頭を打ったんじゃないかと本当に怖かったですよ。

 

時間は15分ずつと短いですが、1日に3回以上、せっかくなのでできるだけ何度もやっていました。いちいち靴下を脱いで、足湯をして、濡れた足を拭いて、また靴下を履きます。

ひと冬続けたあとは、足の親指の爪がふやけたのか変形してしまっていました。

 

そんなこんなで、春になったらクローゼットにしまいこみ、次の冬になっても使う気が起きなくて、ついに出番は来ませんでした。

「高かったのに…使わなくちゃ…」と、思い出すたびに心が痛みます。

そのうち、「もう使うことはないだろうし、断捨離しなくちゃ…」と気にかかりはじめます。

誰かに上げようか?と思っても、自分で使ってみて不便だったものをすすめる気にはなりません。

 

重い腰を上げて、夫の休日にリサイクルショップに付き合ってもらいましたが、買い取りのリストにないみたいで、どこも引きとってくれませんでした。

ヤフオクに出品するのは私には面倒すぎてムリでした。

けっきょく、燃えないごみの日に出すことに。市のいちばん大きな指定袋に入ったのが幸いでした。

 

捨ててしまったら、本当にスッキリしました!

クローゼットには余裕ができるし、見るたびにモヤモヤすることもないし、第一すぐに忘れてしまいましたね。

確かに高かったけど、捨てずに持っていたからって、なんの価値もあるどころか悪影響。

ヤフオクで譲ることができればよかったけど、そんなこと考えていたら未だにクローゼットのスペースを占拠し続けていたと思います。

 

この無駄遣いに終わった上にたいへんだった断捨離の経験にもいい面があって、「もう健康グッズを買うのはやめよう」という心の戒めになっていますよ。

冷え性と体調不良にいちばんいいのは、ウォーキングだと思います。まずはモノに頼らないことが大事なのかもしれませんね。

 

断捨離でもったいなくて捨てられないときまとめ

 

高かったから、壊れてるわけじゃないから、もったいなくて捨てられない…というモノのせいで断捨離がすすまないのは、そのほうがもったいないです。

過去の思い出や先の心配よりも、今のことを優先しましょう。

今要らないものは、捨ててしまって大丈夫です。

私も足湯器を捨てるときにはいろいろ悩みましたが、本当にスッキリしました。そして、モノの買い方、選び方がちょっと上手になったと思います。

あなたも、売るとか寄付とかが面倒でできないなら、無理することはありません。

まずはエイッと捨てちゃって、スッキリ気分を味わってみてはいかがでしょうか。