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かぼすの保存方法

実りの秋!食欲の秋!ということで、旬を迎える美味しい食べ物が増える季節。

親戚や近所の方からのいただきものもたくさんあったりしますよね。

カボスをたくさんいただいちゃった!

秋の味覚の到来にうれしい反面、焼き魚くらいしか使いみちがわからない…
余らせてしまって、腐らせちゃったらもったいない…

なんて、お悩みではありませんか?

実はカボスって、意外に保存が効く食品なんですよ。

爽やかな風味と酸味でお料理を引き立て、健康やダイエットにもおすすめなカボス。上手に保存して、無駄なく長く楽しみたいですよね。

この記事では、カボスの保存方法についてご紹介していきます。

ちょっとおしゃれな「塩カボス」の作り方は必見ですよ。

かぼすを保存する方法、冷蔵でもけっこう保つ

 

かぼすは大分県の特産品で、9月~10月ごろに収穫され、そのころ多く出回ります。

大分で有名なふぐ料理にはかかせない薬味で、家庭ではお鍋や焼き魚のメニューのときによく使われますね。

薬味のほかにも味噌汁に絞ったり、ドリンクにしたり、タレやドレッシングとして使ったりといろいろな使いみちがありますよ。

 

保存方法としては、「冷蔵」「冷凍」「漬け込む」の3つがおすすめです。

はじめに、冷蔵庫で保存する方法をご紹介します

青くて新鮮なカボスなら、冷蔵庫で保存すれば2ヶ月ほどは日持ちします。

丸ごとのカボスを保存用のポリ袋に入れ、できるだけ空気を抜いて密封した状態にして、冷蔵庫の野菜室に入れておきます 。

 

絞り汁を冷蔵するのも使い勝手が良いのでおすすめです。すぐにドレッシングやドリンクに利用できますよね。

かぼすの絞り方は、半分に切って皮の方を下にして(切り口を上に向けて)絞ります。こうすると皮にある「香りのつぶ」が破れて、風味の良い果汁が採れるんですね。

絞った果汁は、茶こしなどでこしながら密閉できる容器やビンに入れ、冷蔵庫で保存します。果汁の15%から20%ほどのお酢を入れておくと保存できる期間が伸びます。

ご家庭での保存状態にもよるので、はっきりした賞味期限はいえませんが、果汁で2~3ヶ月、酢を入れたもので半年くらいを目安にするといいです。

 

ちなみに、青いカボスが熟れたものが黄色いカボスです。酸味がまろやかになり、果汁もたくさん採れるので、黄カボスは絞って保存するのをおすすめします。

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かぼすの保存は冷凍が便利

 

カボスは冷蔵でもけっこう保つので、季節物として秋刀魚やお鍋にどんどん使うのがいいかもしれません。

でも、爽やかな風味は夏にもピッタリだったりします。夏に使うには、1年近く保存しなければなりませんね。

安心してください! 冷凍保存なら、1年くらいは保存が効くんですよ。

カボスは「酵素反応」が少ないので、生のまま冷凍することができます。

たとえば、ほうれん草などの葉野菜の多くはさっと下茹でしてから冷凍しますよね。あれは、酵素の力を止めて、解凍したときの品質が劣化しないようにするためなんです。

でも小松菜はそのまま冷凍できます。もともと酵素反応が弱い野菜だからなんです。

カボスはいちど冷凍してから解凍しても、色や食感に大きな変化がありませんので、安心して生のまま冷凍しちゃってください。

丸のまま冷凍

 

保存袋に入れてできるだけ空気を抜いて冷凍します。
流水で半解凍すれば絞れます。凍ったままきざんだり、すりおろしたりしても使えます。

カットして冷凍

 

輪切りやくし切りなど、使いやすい形にカットして、ラップで包んでから袋に入れ、冷凍庫で保存します。

凍ったままお料理に添えたり、ドリンクに利用できます。

絞り汁を冷凍

 

絞った果汁は製氷皿でキューブにしておきます。固まったら密閉容器に入れなおせば、少しずつ便利に使うことができますよ。

 

カボスを一度にたくさんいただいたら、新鮮なうちに使い切れないと思った分は、早めに冷凍しておくといいですね。

 

カボスの爽やかさにハマってしまったら、カボス果汁を通販して一年中たっぷり楽しみましょう~

 

塩カボスの作り方は簡単!便利に使おう

 

「塩レモン」をご存知ですか?

レモンを塩漬けにして熟成させた自家製調味料で、もともとはモロッコの伝統的なレシピです。

肉料理、魚料理、お鍋やパスタなどいろいろな料理に爽やかな風味を添えてくれる、万能調味料として話題になりました。

この「塩レモン」をカボスで作ると、かるい苦味が和食にぴったりな「塩カボス」になります。

カボスはレモンよりも酸味がやさしく少し苦味があるので、お醤油とうまくマッチするんですね。もちろん洋風にもドリンクにもアレンジ自在です。

塩カボスの作り方

  1. 材料を用意:カボス2個(200g)塩40g(カボスの重さの20%)
  2. 容器を用意:ガラス瓶を煮沸消毒して乾かしておく
  3. よく洗って水気を拭いたカボスを、皮付きのまま適当な大きさにカット
  4. 塩をしっかりまぶしながら、カボスを瓶に詰めて蓋を閉める
  5. 冷暗所に置いて、1日1回瓶を振る
  6. 熟成してトロッとしてきたら出来上がり

 

切り方は、輪切りでもくし切りでもOK。 小さくカットすると熟成が早いです。
一週間くらいは水分が出てくるので全体になじませるように振りまぜます。

基本はカボスと塩を合わせるだけなので簡単ですね。はちみつやオリーブオイルを入れるアレンジもあります。

おしゃれな万能調味料「塩カボス」で、ぜひ新しいレシピに挑戦してみてください。

 

かぼすの保存方法まとめ

 

カボスが出回る時期は限られているので、新鮮なものがたくさん手に入ったら上手に保存したいものです。

ここでは冷蔵・冷凍での保存方法と、塩カボスの作り方をご紹介しました。

ちょっと添えるだけで、お料理をぐっとグレードアップしてくれるカボス。

カボスは、豊富なビタミンCやクエン酸が健康に役立つだけでなく、皮に含まれるポリフェノールにはダイエットの効果も期待できるんだとか。

たくさんいただいたら超ラッキー!

ゆずやレモンと同じように、大分特産のカボスをもっと楽しんでみてくださいね。