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うっかり冷蔵庫のドアを開けっ放しにしてしまった…。

真冬ならまだしも、まだ暑い季節だと、冷蔵庫の中に入れていた食材が心配ですよね。

いったん常温まで戻ってしまった食品たち。まだ食べられるのか、それとも捨てるべきなのか、迷うところです。そこで今回は、食材ごとに判断の目安をまとめてみました。

また、開けっ放しにしていた冷蔵庫はすぐに冷えた温度には戻らないので、回復するまでにどうしたらいいのかもチェックしてくださいね。

冷蔵庫を開けっ放したら食材は大丈夫?

冷蔵庫の多くは、ドアをきちんと閉めないと、ピピーッとアラームが鳴って知らせてくれます。でも、その音に気付かないと半開きのままということもありえますよね。

朝起きてみたら冷蔵庫のドアが開けっ放しになっていた、外出から帰って冷蔵庫が半開きになっていたことに気付いた、そうなると庫内の温度が上がってしまっているでしょう。

中の食品も、冷えていない状態で放置されていたことになります。

 

冬場など室温が低いときに1~2時間開いていた…という場合なら大丈夫なこともありますが、室温が高いと短い時間でも細菌が元気に働き始めます。

また、冷えていた食材が常温まで戻るとき、汗をかいたように水滴がついてしまいますよね。カビや細菌が増えやすい状態になっています。

食中毒は命に関わることもありますので、もったいないと思っても、いさぎよく処分したほうが安心です。

 

冷蔵庫が開いていたときの食材を処分する目安は?

家族の安心のためには処分がいちばんですが、すべての食品を捨ててしまう必要があるかというと、そこはケースバイケースです。

まだ食べられる食品を捨てるのは良いことではありません。ひとつひとつチェックしてできるだけ無駄を出さないようにしたいものです。

ただし、大丈夫と判断して残した食品でも、火を通して早めに食べるようにしましょう。

まさに主婦のカンと経験が生きる場面ですが、食品別にチェックの目安を書いておきますので参考にしてください。

 

冷蔵庫が開けっ放し 卵は?!

卵はもともと常温でも保存できる日持ちの良い食品です。

日本の卵は清潔なので、少々水滴がついたからといってすぐに悪くなったりしないでしょう。水分をよく拭き取って、早めに加熱して食べるようにしましょう。

もちろん、殻が割れていた場合や、調理する際に割ってみて異常があれば捨ててください。

ですから加熱するといっても「ゆで玉子」はやめたほうがいいですね。

冷蔵庫が開けっ放し 肉や魚は?!

肉や魚などの生鮮食品は、食中毒のおそれがありますので処分してください。

入れていた場所がドリップなどで汚れている可能性があるので、アルコールを使ってきれいに拭きましょう。

ハムやウインナーなどの加工品は、要冷蔵表示のものは未開封でも食べないようにしてください。

牛乳やバターなどの乳製品は?!

牛乳は鮮度が気になるものですね。開封済みの牛乳は捨てたほうがいいでしょう。開封前でしたら、ある程度は平気ですので、開けてみて傷んでいないか確認してください。

チーズやヨーグルトも、開封済みのものは捨てます。発酵しているので腐りにくい食品ではありますが、未開封のものでも食べる際にはよく確認してください。

バターはすぐに腐ることはないので、どろどろに溶けてしまっていなければ使えます。

冷蔵庫が開けっ放し 豆腐や納豆は?!

豆腐は悪くなると酸っぱい匂いがしたり糸を引いたりしてわかりやすいですが、一晩も放置してしまったものは食べないほうがいいでしょう。

無菌の充填豆腐ならすぐに悪くなったりはしません。未開封なら食べるときに確認すればいいでしょう。常温保存ができるタイプの豆腐は大丈夫です。

納豆は常温に長くおくと発酵がすすんで味が落ちているので食べないほうがいいでしょう。

冷蔵庫が開けっ放し 野菜は?!

野菜は常温でも保存できるものが多いですが、いちど冷えたあとに温度が上がっているため鮮度が落ちていると考えられます。

よく確認して、早めの加熱調理をおすすめします。

傷みやすいもやしや、洗ったりカットしたりしていた野菜は処分したほうがいいでしょう。

冷蔵庫が開けっ放し 調味料は?!

冷蔵庫の中にはいろいろな調味料も入っていますね。マヨネーズやケチャップ、ソースや醤油など。すぐに変質するものではないので、そのまま使っても大丈夫でしょう。

余談ですが、チューブの生姜やドレッシングなど意外と賞味期限がきれているものも多いので、この機会に整理するのも手ですよ。

その他、鰹節や小麦粉などを冷蔵庫に入れているひとも多いかと思いますが、結露で湿気ることがありますのでよく確認するようにしてください。

開封済みで湿気ったものはカビやダニが心配ですので捨てることをおすすめします。

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冷蔵庫の開けっ放しで冷凍庫の場合は?

開けっ放しになっていたのが冷蔵庫ではなく冷凍庫の扉や引き出しだった場合、食品の温度が完全に室温に戻っているようならもちろんすべてアウトです。

ギュウギュウに詰め込まれていた冷凍庫では、凍った食材がお互い保冷剤の役目をして、溶けるのに時間がかかるかもしれません。

まだ庫内が冷たく、食材が完全に解凍されていない半解凍状態なら、その日のうちに調理して食べましょう。

食べきれなかったものは処分してください。いちど溶けたものを再冷凍するのはNGです

 

冷凍庫の開けっ放しで異音がしたら壊れるの?

冷凍庫を長時間開けっ放しにしていた場合、ブィィ~ンと大きな音がしたり、ガガガ、とへんな音がしたりすることがあります。

湿度が高い季節はとくに、外気からの水分が開いた部分から入り込み、冷却装置に霜や氷を付けてしまいます。この霜や氷が、冷却装置のファンなどに影響を与えるのです。

そうなると、扉を閉めてもなかなか冷えないこともあります。

 

冷却装置が正常に動くためには、ついてしまった霜を溶かさなければいけません。

電源プラグを抜いて、ドアを開けたまま数時間、運転を止めてみてください。

その場合、冷蔵庫のほうも使えなくなりますから、食品をクーラーボックスに移すなどの対処が必要になってきます。

また、霜が溶けて水浸しになりますから、水分を拭き取る作業もあります。

 

冷蔵庫の設計上、数時間ドアを開けっ放しにしてしまうくらいのことは想定内だと思われるので、この程度で壊れてしまう心配はまずありません。

霜を完全に溶かしてから再通電すればまた正常に冷えるはずですが、それでも冷えなかったり動作や音がおかしい場合は電気屋さんに相談してください。

 

冷蔵庫の開けっ放しで回復するまでにすること

冷蔵庫を開けっ放しにしてしまったら、食材のチェック以外にもやっておくことがあります。

温度が上がった冷蔵庫がふたたび冷えて元通り使えるようになるまでには、かなりの時間がかかるのです。

室温から設定温度に下がるまで、寒い時期なら4~5時間、気温の高い夏場なら半日以上かかることもあります。

 

食材をクーラーに移す

食材をチェックして、処分するものとしないものを分けたと思います。捨てないことに決めた傷んでいない食材は、できるだけ早くまた冷蔵したいですよね。

でも冷蔵庫は冷えるまで使えませんから、その間はクーラーボックスに保管しておきましょう。

大きめのクーラーボックスがあればよいですが、ない場合は発泡スチロールの箱や買い物用の保冷バッグなど、ほかに利用できるものを探しましょう。段ボール箱を2重にして毛布をかぶせるなどの方法も使えますよ。

冷凍庫が無事で、保冷剤や氷があれば、それを使って低温を保ってください。足りない場合は、コンビニやスーパーで氷や冷凍されたペットボトル飲料などを買ってきましょう。

 

冷蔵庫の水滴を拭く

冷蔵庫のドアを開いた状態にしておくと、食材だけでなく庫内の壁や棚が汗をかいたように濡れて水浸しになってしまいます。

水滴はカビや細菌の温床になってしまいますので、きちんと拭き取る必要があります。

また、水滴が冷却装置に霜をつけてしまい、冷蔵庫が冷えない原因になることもあります。

すでに霜がついているかもしれませんので、電源を抜いて霜が溶ける時間を待ち、そのあとにきれいに拭き取るのがコツです。

この機会に、汚れとりと除菌のためにアルコールを使って、庫内やドアなどすみずみまで拭き上げるといいですよ。パッキンの汚れがドアの閉まりを悪くすることもあります。

 

冷蔵庫が冷えてから食材を戻す

冷蔵庫を拭き終わったら電源を入れ、ふたたび設定温度まで戻るのを待ちます。

中が十分に冷えたら、クーラーに入れておいた食材を戻しましょう。

このとき、食材が傷んでいないかもういちどチェックしながら、表面の水分を拭いてから戻すといいですね。

冷蔵庫に戻した食材は、早めに火を通して食べるように、わかりやすく整理しておくことをおすすめします。

 

まとめ

冷蔵庫の開けっ放しはやりがちな失敗ですが、傷んだ食品を食べて身体を壊すことがないようにしっかりと食材をチェックしましょう。

温度が上がると庫内が水浸しになるので、水滴を拭き取り除菌することも必要な手間です。

冷蔵庫は低温をキープするものですから、庫内の温度が上がってそれを冷やして戻す…という動きの繰り返しは機械に負担をかけ、故障の原因になります。

開けたらきちんと閉める、閉まったかどうか確認する、というくせを日頃からつけておきたいものです。家族にもお願いして、気を付けるようにしましょうね。