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血糖値が高い状態が続くと、太りやすくなったり、糖尿病になったり、血管がダメージを受けて突然死の原因になったりします。
そこでできるだけ血糖値を上げないことが大事ですが、「生姜」を食べると血糖値が下がるという情報をゲットしました。
生姜は身体をポカポカにするし胃腸にもよいので積極的に食べたい食材のひとつですが、血糖値を下げてくれるとはうれしいですね。
しかも老化防止の働きもあるということでますます魅力的。その理由やおすすめの食べ方などをご紹介していきたいと思います。
生姜には血糖値を下げる効果があった
「名医のTHE太鼓判」で、生姜には血糖値を下げる効果があると放送されました。
番組で紹介された実験は、体質が似ている双子の姉妹に
- 一人は、豚肉の生姜焼き
- もう一人には、生姜を使わないポークソテー
を食べてもらい、食事の前後の血糖値を計るというものでした。
食事前の血糖値はほとんど同じでしたが、生姜以外の材料や調味料が同じ豚肉料理を食べ、食後には明らかに変化がありました。
ポークソテーを食べた方は血糖値が上昇していましたが、生姜焼きを食べた方の血糖値は上がっていませんでした。
生姜焼きに使うくらいの生姜で、一度で効果が出るなんてびっくりです。
一度の食事でも効果があったのですが、女優の伊藤かずえさんが、毎日生姜を食べる生活を一週間続けるという実験もありました。
料理に使うだけでなく、ほうじ茶や「だし」に生姜を入れて飲むなど、いろいろと工夫して取り入れていらっしゃいましたが、結果、血糖値がずいぶん下がっていました。
老化の原因AGE(糖化最終生成物)を減らす
伊藤かずえさんの生姜生活で変化があったのは、血糖値だけではありませんでした。
AGEという、老化を促進する悪玉物質の数値も減っていました。
AGEとは、食事からとった糖とタンパク質が結合して作られる物質です。
身体の中にAGEが増えると
・血管が固くなり、動脈硬化や突然死の原因になる
・睡眠時無呼吸症候群や誤嚥性肺炎で寿命が短くなる
・白内障
・アルツハイマー
など、さまざまなリスクを高めることになってしまうのです。
人の老化の原因は、酸化と糖化だといわれています。アンチエイジングには、酸化防止が大切とさかんにいわれますが、同じように「糖化」にも気を付けなければならないのですね。
生姜には、AGEを抑える効果があります。
ネギやにんにくにもAGEを減らす働きがありますが、生姜がダントツです。
生姜の辛味成分であるジンゲロールに熱が加わりショウガオールに変化すると、AGE抑制酵素が活性化するとのことでした。
そこで、生姜は加熱して使うほうが効果が高いのですが、調理方法にもポイントがあるのです。
AGEは、食材を高温で長時間調理することで増えるので、調理法を工夫することが大切になってきます。
高温の油で揚げたり、こんがり焼いたりするとAGEが増えます。さっと炒めたり、茹でたり蒸したりという調理法が適しています。
その点、AGEが増えにくい調理法としておすすめなのが「鍋料理」です。
テレビで紹介された老化防止の生姜鍋
日本有数の生姜の産地である高知県の四万十町のみなさんは、日常的にたくさんの生姜を食べています。
四万十町の方たちのAGFをはかってみると、とても低い数値になり、実年齢よりもずいぶん若いという結果が出ていました。
この四万十町でよく食べられているという「生姜鍋」が紹介されていましたが、これがちょっとびっくりで、なんと生姜の千切りが1キロ、山のように鍋に盛られるのです。
生姜鍋の作り方は、白だしを薄めて作った鍋スープに、豚肉やニラなどの具材を入れ、山ほどの生姜の千切りを入れるというもの。
これほど大量の生姜はなかなか使えないので、一般の家庭では、すりおろし生姜を加えればいいそうです。
生姜焼きだけでも効果があったくらいなので、鍋料理に生姜を取り入れればずいぶんAGEを減らすことができるのではないでしょうか。
まとめ
「名医のTHE太鼓判」で放送された生姜の効果についてご紹介しました。
毎日の食事に生姜を取り入れるだけで血糖値を下げたり、AGEを減らしたりしてくれるので、ぜひ積極的にトライしたいなと思いました。
生姜のほかにもニンニクやネギを使ったり、高温での調理を避けたりなど、糖化防止のためにできることがありますね。
AGEを増やさない生活で、できるだけ若さを保ちたいと思います。