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アロマテラピーに使ったエッセンシャルオイルが余ったので、毎日のお掃除に使えるアロマスプレーを作りたい。

でも、わざわざ無水エタノールを買うのはなんだかもったいないなぁ…

そんなとき、家にあるものやもっと安いもので代用できるといいですよね。

そこで今回は、アロマスプレーを作るための無水エタノールの代わりに使えるものをご紹介していきます。

アロマスプレーを作る無水エタノールを代用するなら

 

アロマを使ったお掃除スプレーを作るなら、必ずしも無水エタノールを用意する必要はありません。

無水エタノールは純度が高いアルコールなので、アロマの基材としては化粧品などにも使えて重宝するのですが、お掃除用なら他のもので代用できます

 

たとえばこのようなものが代わりに使えます。無水エタノールよりも度数の低いアルコールです。

  • 消毒用エタノール
  • ウォッカ
  • ホワイトリカー

 

まずは身近なアルコールで作ってみるといいですね。

 

[code_balloon position="left" name="" text="エタノールとアルコールの違いって?" img="https://kurashikaroyaka.com/wp-content/uploads/2019/08/hatena.jpg"]

 

ところで、無水エタノールといったりアルコールといったりして、混乱を招いているかもしれないので、すこしご説明します。

実は、エタノールとアルコールは同じではありません。エタノール(エチルアルコール)はアルコールの一種です。

飲んでも害が少ないアルコールで、私達の身近にあるようなお酒や安全性の高い消毒用アルコールは、エタノールが使われています。

ですから一般的にエタノールのことを「アルコール」と表現しがちなんですね。

 

アルコールの中には、メタノールやイソプレパノールなどいろいろな種類があります。正規に販売されている飲用の商品以外は絶対に飲んではいけません。

ちなみに、飲むことができるエタノールには酒税がかかります。それが、純粋なエタノールが高価な理由です。

 

無水エタノールに代用できる消毒用エタノールって?

 

消毒用エタノールは、無水エタノールに水分を加えて80%前後にしたものです。

無水エタノールは精密機器などの洗浄に使われますが、すぐに揮発してしまうため殺菌消毒の作用はありません。そのため、消毒用として効果を発揮できる80%前後に調整されているのです。

消毒用エタノールも、無水エタノールが使われているものは高価ですが、酒税がかからないイソプレパノールなどが含まれているものは値段が安くなります。

消毒用エタノールはドラッグストアなどで販売されています。

 

私は、エッセンシャルオイルを溶かしたいとき、ふだんキッチンで使っているドーバーのパストリーゼで代用しちゃいます。

アルコール77%だし、食品に直接使えるくらい安全なアルコールスプレーです。

 

ウォッカやホワイトリカーも使える!

 

ウォッカやホワイトリカーなども、エッセンシャルオイルを溶かすのに使うことができます。

つまり、余分な香りが付けられていなくて、アルコール度数の高いお酒です。

 

ウォッカは強いお酒で、だいたい40度前後のものが多いですが、スピリタスといわれる96度もあるものも。低いものでも35度は超えます。

手作りのアロマ化粧水など、スキンケア用のアロマクラフトをやりたい場合も、ウォッカを使うことができますよ。

 

梅酒などに使われるホワイトリカーは、35度くらいの焼酎です。度数が高く無味無臭なので、香りを生かす果実酒づくりに適しているんです。

果実酒を作ってホワイトリカーが余ったら、お掃除用にするといいですよ。

ちなみに本格焼酎といわれ麦や芋などの香りを楽しむような焼酎は20度か25度のものが多いです。

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アロマスプレーにアルコールがなぜ必要?水だけじゃダメ?

 

ところで、どうしてアロマスプレーのレシピには無水エタノールなどのアルコールが必要なのでしょうか?

それは、エッセンシャルオイルを水の中にうまく混ぜこむためです。

エッセンシャルオイルは植物から抽出された香りの成分で、本来は水に溶けません。そこでまず少量のアルコールに溶かしてから水に混ざりやすくするのです。

 

アルコールの効果で汚れ落としや消臭を期待するアルコールスプレーを作りたいわけではなく、エッセンシャルオイルの香りや効能を生かしたいだけなら、アルコールの割合は関係ありません。

 

掃除用アロマスプレーの作り方
無水エタノールなど10mlにエッセンシャルオイルを20滴入れ、よく溶かします。水を90ml入れてよく混ぜ、スプレー容器に入れて出来上がり。

※100mlくらいの出来上がりになります。水とエッセンシャルオイルが分離せずに混ざればOKです。

 

どうしてもアルコールが用意できなければ、水だけでも大丈夫

使うたびに容器を振り、分離したオイルと水をよく混ぜてからスプレーすればいいのです。

掃除用に作った重曹水やクエン酸水にも、エッセンシャルオイルは溶けませんが、そのつどしっかり振るようにすれば、アロマの香りを楽しむことができますよ。

ただし、アルコールなしで作ったアロマスプレーは、アルコールの防腐剤的な働きがありませんので、早めに使い切るようにしてください。

 

水だけアロマスプレーの作り方

スプレー容器に水100mlを入れ、エッセンシャルオイル10滴を加えてよく振り混ぜます。

オイルは溶けずに混ざるだけなので、部分的に濃度が高くなることがあります。オイルの割合は少なめにしましょう。

  • 使うたびにしっかり振り混ぜること
  • 少なめに作って早めに使い切ること

 

掃除のアロマオイルおすすめはこれ!

 

お掃除用のスプレーに使うアロマは、好きな香りでOKです。ただし色が濃いものは避けたほうがいいかもしれません。

おすすめは、ハッカ油やペパーミント、ティーツリー、ローズマリー、ラベンダーなどの清々しい香り。

レモン、レモングラス、スイートオレンジなどもさわやかで気持ちが明るくなりますね。

それぞれに殺菌や抗菌、消臭、防虫などの効果を期待できますし、柑橘系は油汚れに効果的です。お手持ちのオイルの効能を調べてみるといいですよ。

私は、濃縮洗剤を水で希釈するときに、ハッカ油とベルガモットオイルを混ぜています。

トイレ掃除に使っているのですが、スプレーするたびにとってもいい香りが楽しめます。洗剤の界面活性剤のおかげか、しばらくすると振らなくても分離しなくなるんですよ。

 

まとめ

 

アロマテラピーで余ったり古くなったエッセンシャルオイルも、お掃除スプレーならまだまだ活用できます。

無水エタノールがなくても、消毒用のアルコールや身近にあるお酒で代用しましょう。

オイルを水に溶かすためのアルコールがない場合でも、そのつどよく振り混ぜるようにすればお掃除用アロマスプレーは作れます。

毎日のお掃除も、好きな香りをプラスすると、楽しくはかどりますよ。