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牡蠣の季節になると、いろいろな料理を楽しみたくなります。

でも、海のミルクといわれるほど栄養たっぷりな牡蠣。食べ過ぎると体に害があるのでは…というのも気になります。

牡蠣は一日何個までなら食べても大丈夫なのか、牡蠣の栄養についてや、食べ過ぎるとどんな問題があるのかをまとめました。適量を知れば安心して楽しめますよ。

牡蠣は栄養豊富で食べ過ぎ注意?

牡蠣は完全食品といわれるくらい栄養たっぷりな食品です。

「ピーナッツを食べすぎると鼻血がでるよ」

なんて子供のころに言われたことはありませんか?

ピーナッツで鼻血はたんなる迷信のようですが、栄養のあるものを食べすぎると良くないという戒めでもあるんですよね。

今回気になっている牡蠣も、たしかに食べ過ぎ注意の食材なんです。

 

牡蠣の栄養と効果

それではまず、牡蠣にはどんな栄養素が豊富なのかを見てみましょう。

グリコーゲン

すばやくエネルギーに変わる物質で、肝臓に貯蔵されます。グリコーゲンが足りなくなるとスタミナ不足に悩まされます。

タウリン

旨味成分でもあるアミノ酸の一種で、肝機能の強化や血圧の正常化に役立ちます。

亜鉛

皮膚や髪の毛に必要な栄養素として有名です。精神の安定や免疫力アップなどいろいろなはたらきがあります。必須ミネラルのひとつで、不足すると成長障害、味覚障害などが起こる可能性があります。

その他

貧血の予防に役立つ鉄やビタミンB12、意識して摂りたいカルシウムやマグネシウムなどのミネラルや各種ビタミンも豊富です。

完全食品といわれる牡蠣は、体調を整え免疫力を高め、心の健康にも役立つすぐれた食品なんですね。疲れたとき、体力をつけたいときにもおすすめです。

 

ちなみに、牡蠣はカロリーや糖質が低いため、ダイエット向きの食品でもあります。

もちろんカキフライやグラタンにしたらカロリーも増えますが、酢牡蠣やお鍋にすればダイエット中の栄養補給にもぴったりですね。

 

一日何個まで食べて大丈夫?

牡蠣に含まれる栄養素で、摂りすぎに注意が必要なのは「亜鉛」です

牡蠣はだいたい5個を食べると、一日に必要な亜鉛が摂れてしまいます。また、12個で上限量に達してしまうのです。

亜鉛は不足しやすい栄養素なので、牡蠣を食べて補給できるのはうれしいことです。しかし過剰に摂取すると、吐き気や神経障害などの悪影響が出ることがあります。

ですから、牡蠣を食べるときは5個を目安に、多くても12個までにするといいでしょう。

 

もちろん毎日食べ続けるわけではないと思いますので、そこまで神経質になる必要もありません。

牡蠣の産地である広島に住んでいる人で、朝・昼・夜の食事のときにそれぞれ牡蠣を食べて1日に30個くらい食べても平気という人がいました。

それに海辺の観光地には牡蠣小屋があり、食べ放題をやっているところも多いことを考えると、とくに食べ過ぎたから害があるとは考えにくいですよね。

牡蠣小屋で100個以上食べたという猛者もいますので…

 

覚えておかないといけないのは、あとでご説明しますが、牡蠣にはあたることがあります。たくさん食べれば食べるほど、あたる確率も高くなるんですよね。

あまり食べ慣れていない人やたくさん食べる場合は火を通したものがいいかもしれません。

 

牡蠣を毎日食べると?

たまに旅行先などで牡蠣をたくさん食べてしまうことはあると思いますが、反対に適量なら毎日毎日食べ続けても大丈夫でしょうか?

亜鉛の含有量から考えれば、上限の12個くらいなら毎日食べ続けてもOKということになります。でも、牡蠣以外の食品にも亜鉛は含まれますので、やはり注意が必要ですね。

いくら体に良い牡蠣でも、そればかり食べていると栄養が偏ります。

同じ食品を一度にたくさん食べるのも、毎日毎日食べ続けるのも「食べ過ぎ」には違いなく、あまり体に良いことではないですよね。

 

とはいえ、牡蠣に含まれる栄養素は、毎日摂りたいものです。とくに亜鉛は日本人に不足しがちな栄養素のひとつ。

疲れが残るようになってきた、髪の毛や肌に自信がなくなってきた…そんな人は、意識して亜鉛を摂るようにしてみてください。

さすがに牡蠣を毎日コンスタントに食べられる人は限られるでしょうけど、日々バランスよく牡蠣の栄養を摂りいれるには、サプリメントを利用するという手もありますよ。

 

牡蠣にあたるとは?アレルギーの場合も?

牡蠣の場合、食べすぎで栄養過多になることよりももっと心配しなければならないことがあります。それは食中毒です。いわゆる「あたる」ということですね。

「あたる」とは、牡蠣にいた菌やウイルスによって胃腸炎をおこすということです。

 

牡蠣のシーズンである冬になると毎年のように話題になる「ノロウイルス」は、嘔吐や下痢などかなり辛い症状が出ますよね。

牡蠣などの二枚貝は、水の中にいるノロウイルスを取り込んで内臓に貯めていることがあるのです。ノロウイルスは熱に弱いですが、調理済みのもので感染した例もあり、十分に加熱しなければなりません。

 

ノロウイルスの他にも、腸炎ビブリオや貝毒などが食中毒の原因になります。

 

新鮮でも油断はできない

牡蠣にあたるかどうかは個人差があって、同じものを食べても症状が出る人と出ない人、軽い症状ですむ人などさまざまです。

牡蠣が蓄えている菌やウイルスの数にもよりますし、食べた人の体質やそのときの体調にもよります。

 

実は牡蠣にあたるかどうかは、新鮮なものなら安心というわけではありません。新鮮だから生で食べてもいいとはならないのです。

牡蠣が生食できるかどうかは食品衛生法で決められた規格基準によりますので、生食用か加熱用か、食べる前にきちんと確認するようにしましょう。

 

牡蠣アレルギーの可能性も

食中毒のような腹痛や下痢などの症状が出たとしても、実は「牡蠣アレルギー」だったという場合があります。

こちらも個人差はありますが、食べ過ぎによってアレルギーの限界値を超えてしまい、突然発症する可能性があるのです。

牡蠣のアレルギーは、命の危険がある「アナフィラキシーショック」を起こすこともあるので危険です。

  • 食べるたびにあたる
  • 食べてすぐに症状が出る
  • じんましんや喉のかゆみなどの症状もある
  • 加熱した牡蠣やオイスターソースでも症状が出る

これらのことに心当たりがある人は、アレルギー検査をおすすめします。

 

まとめ

牡蠣は美味しいだけでなく、体のために良い栄養素がたくさん含まれているんですね。

積極的に食べたいところですが、亜鉛の含有量を考えると、一日5個くらいが適量ということがわかりました。

たまには牡蠣小屋などで思いっきり食べるのもいいですが、あたる可能性やアレルギーの心配もあるので、むちゃはしないようにしましょうね!