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掃除機の背面から出る風が臭いにおいするときってありますよね。
今日はお掃除がんばろう!と、(いつもはクイックルワイパーで済ませるところを)わざわざ、重たい掃除機を出してきたっていうのに…
生乾きみたいな、納豆みたいな、いや~な臭いの排気が部屋に充満して、かえってなんだか空気が汚れてしまったみたい。
これではせっかく掃除機をかけても、テンション下がっちゃいますよね。
そんなときは、紙パックを新しいものに交換します。まだ余裕あるけど、こまめに換える私ってえらい。
あれー、紙パック換えても臭いやん!
…こんなとき、あなたなら次の手としてなにをしますか?
そもそも、掃除機の排気が臭くなる原因はなんなのでしょうか?
今日はそのへんをお話して、最後に部屋中の空気をさわやかな香りに変える方法をご紹介しますね。
この方法で掃除したての、清々しいリビングからお送りしていま~す。
もくじ
掃除機の紙パックを換えても排気の臭いがクサイ…
掃除機の排気が臭いので紙パックを新しいものに取り替えたのに、スイッチを入れるとまだ臭う…
サイクロン方式の掃除機ならダストカップを水洗いするところでしょうけど、そういうのが面倒で手軽な紙パックを選んだわけで。さて、どうしたらいいんでしょう?
実は、掃除機の排気が臭くなる原因は、紙パックにたまったホコリのせいだけではないんです。
ゴミやホコリがたまる紙パック以外の部分にも、汚れが付着していて、そこに雑菌が増えたためにニオイがするようになってしまったのです。
紙パック式の掃除機でも、紙パックの交換のほかに、ときどきお手入れする必要があるんですね。
たとえば、次の場所をきれいにしてみてください。
フィルター
紙パックを入れる場所のフタを開けると、後ろの部分にフィルターが付いていると思います。
このフィルターが汚れると、ニオイの原因になったり吸引力が落ちる原因になるので、ときどき洗ってあげないといけないんですね。
カバーからはずし、薄めた中性洗剤でやさしく押し洗いをして、必ず陰干ししてよく乾燥させます。
紙パックを取り出した内側
紙パックが収まる場所や、できればパイプの内側なども汚れを拭き取ります。
最近の掃除機はパイプにも電気の部品が入っていることがあるので水につけて丸洗いなどはできません。
薄めた中性洗剤をやわらかい布に含ませて、拭けるところだけを拭きましょう。
アルコールや重曹水を使うときれいになりますが、変色や変質の原因になるおそれもあるのでおすすめしません。
吸込口のブラシ
意外と曲者なのが吸い込み口の部分です。カーペット用のブラシに髪の毛などがからんで、そこに様々なゴミが残り、ニオイの原因になっていることも多いんです。
最近の掃除機はこの部分が複雑なので、取扱説明書を見ながらお手入れしてみてください。分解すると驚くほど絡まったゴミやホコリが取れると思いますよ。
分解するときはケガをしないように、また部品を失くさないように注意してくださいね。
排気のイヤなニオイをとるには、紙パックを取り替えるだけでなく、フィルターを洗ったり、掃除機の中の汚れを拭いてみることをおすすめします。
また、紙パックだけでなくフィルターやブラシなども消耗品ですので、古くなったら購入して交換するようにしましょう。
掃除機が臭い原因は?この3つには気を付けて
掃除機のニオイを防ぐには、紙パックの交換だけでなく、ときどきはパーツのお手入れも必要だということがわかりました。
そういったメンテナンス以外にも、気を付ける点があります。
臭いの原因になるものを吸い込まないようにすることも大切です。
掃除機の排気が臭くなる原因には大きく次の3つがあります。
- 湿気
生乾きみたいな臭いの原因は、湿気です。水分を含んだものを吸い込んだために、そこに雑菌やカビが繁殖して悪臭を作り出しているんです。掃除機で濡れたものを吸い込まないように注意しましょう。
結露などで水分が発生し、内部のゴミが湿ってしまうこともあります。
- 生き物系
人の髪の毛やフケ、ペットの毛、虫、ダニなどの生き物系のゴミも臭いの原因です。
特にペットを飼っているお宅は、掃除機から動物系の悪臭がするのは避けられないでしょう。
- 食べ物系
食べ物系も要注意です。掃除機が得意とするパンくずですが、湿ったら腐るしカビも生えます。
コーヒーの粉をこぼしたときもできれば吸い込まないほうがいいです。いい匂いがするようなイメージですが、吸い込んでしまうとびっくりするほど臭いですしニオイが取れにくいですよ。
吸い込みさえすれば紙パックを捨てるだけ、と便利な掃除機ですが、なんでもかんでも吸い込んでしまうのはやめたほうがいいですね。
とはいえ、ペットの毛もパンくずも掃除機で吸わなくてどうするって感じですよね。
大事なのは、こまめに紙パックを交換することです。防臭・抗菌加工がされている紙パックを選ぶのもいいですね。
掃除機が臭いときの対策は?これで排気がさわやかに
ここまで、基本的な掃除機の悪臭対策として、こまめな紙パックの交換とフィルターや本体のお手入れをするようにと書きました。
それでも、すみずみまで丸洗いできるわけでもなく、何年も使っていれば染み付いてとれないニオイもありますよね。
特に紙パック式の掃除機は、吸い込んだ空気がゴミのたまった紙パックの中を通って排気されるわけで、フィルターくらいでは小さな小さなニオイの粒子など防げないのです。
必ず窓を開けて換気を良くしてから掃除機をかけるようにしましょうね。
換気にプラスして、手軽にできる悪臭対策をご紹介します。
重曹とアロマを使って排気をきれいにする方法です。
重曹には消臭効果がありますので、先に重曹を吸い込んでおくと排気をクリーンにすることができます。
カーペットに重曹を振りまき、時間を置いてから掃除機で吸い取ると、カーペットに付いたニオイごと吸い込むことができますよ。
重曹だけでも効果がありますが、ここにアロマをプラスするのがおすすめです。
アロマテラピーに使うエッセンシャルオイルを、重曹に混ぜておき、消臭に使います。
今まで掃除機のおしりから出ていた埃っぽい悪臭の排気が、さわやかな香りの風に早変わりです。
おすすめのオイルの種類は、
- ティーツリー
- ユーカリ
- ペパーミント
- ラベンダー
- スイートオレンジ
などです。これらのオイルには抗菌効果がありますので、お部屋の空気を清浄にしてくれるのです。特に風邪の季節には積極的に使いたいオイルたちですよ。
北海道のハッカ油や、薬局に売っているハッカ油もおすすめです。
ハッカでしたら、ハッカクリスタル(ハッカ脳)という塊を吸わせておくのもいいですね。
エッセンシャルオイルを重曹に混ぜなくても、細くちぎったティッシュに垂らして掃除機に吸わせてもOKです。

重曹とアロマの力があれば、掃除機の悪臭を消せるだけでなく、空気清浄で風邪予防までできちゃうわけです。
きれいになったお部屋にさわやかな香りをプラスすれば、「掃除をした~!」という満足感で気分もハッピーですよ。
掃除機の排気が臭いときまとめ
せっかく掃除機をかけても排気の臭いが気になる…そんなときは、紙パックの交換に加えてフィルターや掃除機本体のお手入れをしてみましょう。
日頃から水気のあるものを吸わないように注意ですが、掃除道具ですから、ある程度の臭いは仕方がありません。
掃除機を使うときは窓を開けて換気したうえ、ご紹介した重曹とアロマを使った消臭対策をためしてみてくださいね。
アロマで空気がきれいになった感覚を味わうと、いままで腰が重かったお掃除が、むしろ楽しみになるかもしれませんよ。