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市販のドーナツの上にかかっている、白い砂糖のタレみたいなのってなんだろう。

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と思ったことはありませんか?

あのコーティングの名前は「アイシング」といい、お家にある材料で、けっこう簡単に作れるんです。

今回は、アイシングの材料や作り方について解説していきますね。

ドーナツの白い砂糖でできたコーティングの名前と材料は?

 

ドーナツや菓子パンの表面に、とろ~っとかかって固まった白い砂糖。見た目もかわいくて美味しいですよね。

あの甘いコーティングの名前は、「アイシング」といいます。糖衣のことです。

お菓子の表面を飾るだけでなく、甘みや香りを付けたり、乾燥を防ぐ役目もあります。

 

アイシングは、粉砂糖を水で練って作ります。泡立てた卵白を加えるレシピもあります。

粉砂糖とは
グラニュー糖をこまかい粉末状にしたもの。粉砂糖(または粉糖)。溶けやすい砂糖が必要な製菓の材料や、そのまま、またはペースト状にして菓子の飾り付けに利用されます。

市販されている製品は、固まりにくくするためにコーンスターチやデキストリン、オリゴ糖などが混ぜられているものもあります。

 

アイシングクッキーって聞いたことや見たことがありませんか?クッキーにカラフルな砂糖衣で絵や飾りがデザインされているものです。

着色料や香料を入れるなどして、さまざまな色や風味のアイシングを作ることができるんですね。

 

アイシングのような砂糖衣のことを「グラズール」や「フォンダン」と呼ぶ人もいるかもしれません。

アイシングは英語で、氷の意味のiceからきています。糖衣をかけたところが氷が薄く張ったように見えるからです。

同じく氷に見立てた糖衣のことをドイツ語では「グラズール」といい、フランス語だと「グラス」になります。

糖衣にもバリエーションがあり、水飴を使って火を通すものをフォンダンというそうです。

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ドーナツの甘いコーティング(アイシング)の作り方

 

それでは、ドーナッツをおしゃれにコーティングしてグレードアップしてくれる、甘~いアイシングを作ってみましょう。

 

基本のアイシングの作り方

 

まずは、粉砂糖と水だけで作れる簡単な作り方をご紹介します。

白っぽく少し透明なアイシングができます。ドーナッツにとろりと掛けて乾かします。

 

作り方は、器に入れた粉砂糖に水を少しずつ加えて、スプーンなどでしっかり混ぜるだけ。

基本の分量は、粉砂糖大さじ3に対して水が大さじ1です。

他の材料を用意する必要がないので、ほんの少しだけ欲しいときにも作りやすいですね。

 

卵白を使ったアイシングの作り方

 

卵白を入れると、しっかりと固まった真っ白なアイシングになります。クッキーなどにおすすめです。生卵を使うので、早めに食べるようにしましょう。

 

まず、卵を割って卵白だけをボールに入れて解きほぐしておきます。

そこに粉砂糖を入れ、ハンドミキサーで3分ほど撹拌します。ゴムべらを使って艶が出るまで混ぜてもOKです。

乾きやすいので早めにデコレーションを仕上げてくださいね。

 

卵1個分に粉砂糖は100gです。柔らかすぎると感じたら粉砂糖を足し、もっとゆるめたいときは水を少しずつ加えながら調整してください。

 

レモンアイシングの作り方

 

アイシングにバリエーションを付けたい場合は、レモン汁を加えてみましょう。

粉砂糖に混ぜる水を、レモン汁(ポッカレモンでOK)に置き換えるだけ。好みに合わせて、水と半々でもいいし、全部レモン汁に変えてもいいです。

爽やかな香りと酸っぱさが、甘いドーナッツにぴったりです。

 

私はプレーンなパウンドケーキを焼いたら、かぼす汁を使ったアイシングで仕上げます。

地元の名産品を使った「かぼすケーキ」は、とっても簡単なのに、おもてなしにも好評ですよ。

 

粉砂糖の作り方 ミキサーなしでもOK

 

アイシングを作ってみたいけど、そんなにお菓子作りをする予定もないし、わざわざ粉砂糖を買うのももったいない気がするなぁ…

そんなときは、粉砂糖を自作するという手があるんです。

さきほど、アイシングの材料になる粉砂糖は、グラニュー糖を粉末状にしたものだとお伝えしました。つまり、粉砂糖と普通の砂糖の違いは、粒子の大きさだけ。

家にあるお砂糖をこまかい粉末にすれば、粉砂糖になっちゃうんです。

 

家にある砂糖で粉砂糖を作る方法

 

粉砂糖にしたいだけのグラニュー糖を用意します。

コーヒーに入れるスティックシュガーのようにサラサラの結晶状の砂糖がグラニュー糖です。お料理に使う、グラニュー糖よりもしっとりした白砂糖(上白糖)でも大丈夫です。

ミキサー(ミルサー、フードプロセッサーなど)にグラニュー糖を入れ、きめこまかくふんわりとなるまで撹拌します。30秒くらいであっという間にできますので、様子を見ながら。

茶こしなどを通して固まりを取り除いたら出来上がりです。

 

粉砂糖の作り方 ミキサーなしで

 

ミキサーやミルなどの機械がないときは、すり鉢とすりこぎでもできます。

とくに力は要りませんが、少しずつすったほうがやりやすいので、小さめのすり鉢がおすすめです。

 

たくさん作って保存したいとき

 

あとから使うために多めに作っておきたいときは、市販の粉砂糖のようにコーンスターチを混ぜると溶けにくくなります。

ミキサーなどで撹拌するときに、砂糖の5%ほどのコーンスターチを一緒に入れればOKです。

 

粉砂糖って、ふつうの砂糖に比べると値段が高いんです。簡単に作れるので、わざわざ買う必要はないかもしれませんね。

 

まとめ

 

ドーナツにかかっている、白くて甘い砂糖のコーティングは、アイシングといいます。

アイシングはとても簡単にできます。粉糖がなくても普通の砂糖で対応できますので、家にあるもので手軽に作れるのもいいところ。

ベースのお菓子まで手作りしなくても、オリジナルが楽しめます。市販のプレーンなドーナッツやクッキーに、アイシングを試してみてください。

ぐっとおしゃれにグレードアップしますよ。