- 更新
- 生活・家事
洗濯用の粉洗剤が固まった状態になってしまうと使いにくくて困りますよね。

そこで今回は、固まった粉洗剤を元の状態に戻す方法をご紹介します。
少し手間がかかりますが、いちどサラサラに戻すことができたら、もう固まらないように対策しておくといいですよ。
粉洗剤が固まったのをサラサラにできる?
特売で買いだめしたりギフトや景品などでいただいたりして、粉洗剤の在庫がだぶついてしまうことってありませんか?
粉洗剤は少し古くなっても使えますが、長くおいておくと固まってしまうことがありますね。そのままでは使いにくく溶け残りの原因にもなりますので、サラサラの状態に戻してから使いましょう。
固まった粉洗剤の戻し方
箱が膨張して変形している場合は、カッターなどで箱を切り裂いて中の固まった洗剤を取り出します。それから次にご紹介する方法で砕いて粉々にしましょう。
木槌などで叩く
破れにくい厚めのビニール袋か布袋などを用意し、固まった粉洗剤を入れます。袋の上から木槌などを使って叩き割り、粉状になるまでていねいに叩き潰していきます。
おろし金でおろす
大根おろし用のおろし金を使うと、面白いように砕けて粉になっていきます。もう使わなくなった古いものや、100円ショップなどの安いもので十分です。
ミキサーを使う
いちばんラクなのは、ミキサーで撹拌することです。固まった洗剤を少しずつ入れて、様子を見ながらミキサーを回してください。
もう使わないミキサーをお持ちの人、処理する洗剤が何箱分もあるなら安いものを買ってでも、機械でラクにサラサラにしちゃいましょう。
洗剤を砕くときは微粉が舞ったり強い香料が鼻を刺激することがありますので、マスクをすることをおすすめします。
カッターやおろし金などを使うときは手指をケガしないように注意してくださいね。
粉洗剤が固まる原因
粉洗剤が固まる原因は湿気です。古くなった洗剤や湿気の多い場所に保管していた洗剤は水分を含んで固まってしまいます。
そこで、湿気を飛ばすために新聞紙などの上に広げて天日干しにするのも効果的です。
完全にサラサラにならなくても、砕けやすい状態にはなるので、まずは天日干しをしてみるといいですね。天気のいい、乾燥した日を選んで行いましょう。
調べていると、湿気を飛ばすために電子レンジにかけるという方法もありました。
でも、実際にやってみたら洗剤の強い匂いが残ったという失敗談が。たしかに食品を扱うレンジに洗濯洗剤の匂いがするのは困りますね。
また、加熱することで酵素の効果がなくなり、洗浄力が落ちる可能性もあるとか。
いずれにしろ、加減やあとの掃除がたいへんそうなので、レンジの利用はやめておくほうがいいかと思います。
粉洗剤が固まらない方法
固まった粉洗剤を砕いてサラサラに戻すことができたら、また固まらないようにしたいですよね。そのためには、できるだけ乾燥した状態で保管することが大切です。
ですから、元の紙箱に入れるのはやめましょう。紙箱が湿気を吸ってしまっていますので、洗剤に水分が戻る可能性があります。
空気中の水分を吸わないように、ジップロックに小分けにするか、しっかり蓋ができるタッパーに入れることをおすすめします。
このとき、シリカゲルの乾燥剤を入れておくといいですよ。
溶け残りを防ぐために
洗浄力の高さで人気の粉洗剤ですが、固まりやすいという性質も持っています。
固まったままだと溶け残りの原因になりますし、洗剤はきちんと溶けないと洗浄力を発揮できません。また、溶け残った洗剤が衣服につくのも困りますよね。
粉洗剤は、洗濯機に入れるときに、サラサラの状態で広げるようにすると溶けやすくなります。あらかじめお湯に溶かしてから洗濯機に入れるのも有効です。
手軽な溶け残り対策としては、粉石鹸ネットが便利です。少し固まり気味の洗剤はネットに入れて手で揉むようにするとすぐに崩れます。
マグネシウムで洗う「洗たくマグちゃん」をご存知ですか?粉洗剤の溶け残りの心配も不要ですよ。
まとめ
湿気を吸って固まってしまった粉洗剤をサラサラに戻す方法をご紹介しました。
カチカチの粉洗剤を洗濯のたびにドライバーやフォークなどで砕いて、お湯に溶かして…なんてやっていると手間ですよね。
いちど粉々に砕いて、乾燥を保つように保管するのがおすすめです。
私もついつい使いやすい液体洗剤に手が伸びて、いただきものの粉洗剤を古くしてしまうことがありました。無駄な在庫にしないよう、早めに使い切るようにしましょう。