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毎日のお洗濯のとき「洗濯ネット」を使っていますか?

[code_balloon position="left" name="" text="習慣的に使ってるけど、実はネットを使うと汚れ落ちが悪いんじゃないかな…って、ちょっと気になってます" img="https://kurashikaroyaka.com/wp-content/uploads/2019/09/kininaru.jpg"]

洗濯物が洗濯ネットに入ったままで、洗いやすすぎまで終わる…。これで汚れがちゃんと落ちるのか、確かに心配ですよね。

そこで今回は、洗濯ネットと汚れ落ちの関係について、また洗濯ネットの正しい使い方についてもまとめてみました。

洗濯ネットに入れたままで汚れ落ちは大丈夫?

 

洗濯物をネットに入れて洗うと、肝心の汚れ落ちに影響はあるのでしょうか?

気になるところですが、通常のお洗濯では、ネットに入れているからといって汚れ落ちに問題が出るということはありません

なぜなら、洗剤を使っているからです。

洗濯洗剤の洗浄成分は「界面活性剤」です。界面活性剤の働きは3つあります。

  1. 洗剤液を繊維の奥まで入りこませる浸透作用
  2. 汚れを水と混ぜて取り込み繊維から引き離す乳化作用
  3. 引き離した汚れを水中に散らして繊維に戻らなくする分散作用

 

この界面活性剤のはたらきがあるので、ネットに入れたままでも、服の汚れた部分まで洗剤液がきっちり届き、汚れが落ちるのです。

皮脂汚れなどの軽い汚れは、洗剤の力や洗濯機の中の水流だけで問題なくきれいになるでしょう。

 

でも、こびりついてしまった泥汚れや食べこぼしなどのひどい汚れの場合は、洗剤が届くだけでは落ちきれません。

洗濯で汚れが落ちるときは、界面活性剤の力だけでなく、洗濯物同士が擦れ合ったり、洗濯機の底でもまれたりという物理的な力も加わっています。

洗濯ネットに入った状態では、こすれたりもまれたりという機会がぐっと減るでしょう。

洗濯が終了して、いざ干そうと取り出してみると洗えていない!また洗い直し、ということにもなりかねないんですね。

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洗濯ネットだと汚れが落ちない場合って?

 

汚れがひどい洗濯物の場合、折りたたんで洗濯ネットに入れた状態では、洗濯機に入れて洗っても汚れが落ちきれない可能性があります。

なんでもおかまいなしに洗濯ネットに入れてしまえばいいというわけではないのです。

そのまま洗ってもとくに傷んだり型崩れしたりしないような服は、洗濯ネットに入れる必要はありません。そのほうが汚れが落ちやすいです。

 

洗濯ネットに入れて洗いたいデリケートな衣類や、ひとまとめにしておきたい小物などは、洗濯機に入れる前に汚れた部分を下洗いする必要があります。

しみ抜きをしたり、部分的につまみ洗いをするなどして、ひどい汚れはあらかじめ手洗いしておきましょう。

必要な洗濯物だけ下洗いしておけば、あとはいつものように洗濯ネットに入れて洗濯機を回せばオーケーというわけです。

 

洗濯ネットの使い方!入れ方や入れるもの

 

それでは最後に、洗濯ネットの使い方についておさらいしておきましょう。

洗濯ネットの使い方 入れ方のコツ

 

洗濯ネットに衣類を入れるときは、1枚のネットに何枚もの衣類を詰め込みすぎないようにします。できれば1枚に1枚ずつ、サイズのあったネットを選びます。

大きなネットに複数の衣類をまとめて入れてしまうと、けっきょく中で偏ったりからまったりしてしまい、汚れ落ちが悪くなります。

1枚でも、小さなネットに押し込むとシワになったり汚れが落ちにくくなったりします。ネットが大きすぎても中で偏ってシワになります。

軽く畳んだ状態の服がほどよく収まるのが、ちょうどいいサイズです。

 

衣類は裏返し、ボタンやファスナーなどを留めて、引っかかりやすい飾りなどが内側になるように畳んでからネットに入れましょう。

襟など汚れやすい部分が外側になるようにするといいでしょう。

ストッキングやブラジャーなどは専用のものを利用すると便利ですよ。

 

どんな衣類を入れるのがおすすめ?

 

汚れ落ちの面からいえば、ネットに入れないほうがいいので、すべての洗濯物をネットに入れる必要はありません。

洗濯ネットに入れたほうがいいものを挙げてみますね。

  • シワにしたくないアウター
  • 薄い素材、飾りがついたデザインなどデリケートな衣類
  • 型くずれや毛玉が心配なニット類
  • 色落ちや色移りが心配な衣類
  • ケバが落ちそうなタオルなど
  • ばらばらにしたくない靴下などの小物

 

洗濯ネットを使うことで、衣類同士が擦れ合ったり絡み合ったりするのを防ぐことができます。

摩擦が原因で起こる繊維の傷みや毛羽落ち、色落ち、飾りの破損などのダメージを防止することができるのです。

また、サイズのあった洗濯ネットを使うことで、洗濯によるシワや型崩れを抑えることもできます。

 

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まとめ

 

洗濯ネットは、傷みやすいデリケートな衣類やおしゃれ着、バラバラにしたくない小物を洗うときに使うと便利です。

軽い皮脂汚れなど日常の洗濯物なら、洗濯ネットに入れたままでも洗剤の力で問題なく洗うことができます。

簡単に落ちないひどい汚れは、ネットに入れる前に下洗いのひと手間をかけましょう。

上手に洗濯ネットを利用して、お気に入りの衣類を長持ちさせたいですね。