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犬にぶどうを与えてはダメ、って聞いたことありますか?犬が食べると急性腎不全を起こす可能性があるのです。

[code_balloon position="left" name="" text="それってデマですよね?だってパクパク食べてた子を知ってるし…" img="https://kurashikaroyaka.com/wp-content/uploads/2019/09/shinomi.jpg"]

いえいえ、犬の「ぶどう中毒」は本当の話です。もちろん個体差はあるのですが、ぶどうやレーズンは犬にとって毒になる食べ物のひとつなんですよ。

[code_balloon position="left" name="" text="え…おやつに一粒くらいなら大丈夫…ですよね?!" img="https://kurashikaroyaka.com/wp-content/uploads/2019/09/shinomi2.jpg"]

今回は、犬に危険な「ぶどう中毒」についてまとめています。犬を飼っている方や飼いたいと思っている方は、ぜひ知っておいてくださいね。

犬がぶどう食べたらダメはデマじゃなかった!

 

フルーツって体に良さそうだし、うちの犬はぶどうが大好き…という飼い主さんもいるので、「犬にぶどうはダメ」というのはデマだと思っている人もいるようです。

犬に与えてはいけない食品として「チョコレート」や「玉ねぎ」ほど有名ではなく、ぶどうを食べた犬すべてに影響が出るわけではないので、気にしていない人も多いんですね。

でも、犬にとってはぶどうは毒物であり、食中毒の原因になる食べ物です。

ぶどうのどの成分が中毒の原因になっているかなど、詳しいことはまだ研究中のようですが、あらゆる種類のぶどう、または干しぶどうが危険です。

 

犬がぶどうを食べたらどうなるの?

 

犬がぶどうを食べたら、腎臓に悪影響が出るおそれがあります。

ぶどう中毒の症状としては、犬がぶどうを食べてから24時間以内に、食欲不振や、嘔吐・下痢などの症状がでます。

症状がひどくなると、ぐったりし、尿がでなくなるなど急性腎不全の症状が出て、最悪は命にかかわります。

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犬にはぶどう一粒でも大丈夫とはいえない?

 

犬がどのくらいの量のぶどうを食べたら中毒症状が出るかというと、小型犬なら大きめのぶどう3~4粒だといわれています。

干して成分が凝縮されているレーズンは、生の果実よりもっと危険です。

また、実よりも皮のほうが危ないといわれているので、人がぶどうを食べた後のゴミ箱にも注意が必要ですね。

 

もしもテーブルにおいていたぶどうがそっくりなくなっていたら…かなり危険な量を食べてしまっている可能性があります。

愛犬がぶどうを食べてしまったとわかったら、できるだけ早く動物病院に連れて行ってください。血液検査と、必要な治療をしてもらいましょう。

 

間違えて一粒食べてしまった…というくらいなら、あわてずに様子をみていれば大丈夫でしょう。

水をたくさん飲ませるようにして、嘔吐や下痢の症状がないかなど体調に気を付けてあげてください。

 

犬にとって危険なぶどうも、口にすれば甘く美味しいものです。

おやつに一粒あげるのはもちろん、犬が届くところにぶどうをおいておくのもやめるようにしましょう。

パンやお菓子などもレーズンが入っているものがあるので、不用意に与えないようにすることが大切です。

 

犬の餌はドッグフードだけでOK?

 

犬に与えてはいけない食品は、ぶどうのほかにもたくさんあります。

犬に危険な食べ物は?

 

玉ねぎなどのネギ類

 

ネギ類に含まれる有機チオ硫酸化合物が貧血を引き起こし、呼吸困難になる可能性があります。

チョコレートやカフェインを含むもの

 

チョコレートに含まれるテオブロミンやコーヒーなどに入っているカフェインは、震えや興奮、痙攣などの神経症状を起こす可能性があります。

キシリトール

 

ガムや歯磨き粉などによく使われている甘味料です。犬が口にすると、低血糖症を起こしたり肝臓に症状が出たりします。

 

その他、アルコール(エタノール)も分解する酵素を持っていないため危険ですし、ナッツアボカドも中毒を起こすことがわかっています。

 

基本はドッグフード(総合栄養食)を

 

どの食品でどの程度の健康被害があるのかは、犬種や個体差にもよるため、一概にすべてがただちに危険と決めつけることはできません。

でも、大事な愛犬のことを考えれば、少しでも体に悪い食べ物はあげたくないものです。

 

基本的に、犬に与える食べ物は「総合栄養食」と表示されたドッグフードだけで大丈夫です。

そのほかのものを食事やおやつとして与える場合は、よく調べて安全性を確認する必要があります。

ぶどうはダメですが、りんごやバナナなど食べさせてもいい果物もあります。ただし、ごほうびとしてなど、少量ずつあげるようにしましょう。

手作りの食事を与えたい場合は、専門家の指導をあおぎましょう。

 

まとめ

 

犬は言葉を喋れず、我慢強い動物ですから、健康にかかわる食べ物には飼い主がよくよく気を付けてあげたいものです。

犬がぶどうで中毒を起こすといううわさはデマではありません。一粒くらいなら大丈夫と思わず、ぶどうやレーズンの入った食品は犬が届かないところで管理するようにしましょう。

[code_balloon position="right" name="" text="ちなみに、ぶどうは猫にも食べさせないほうがいいよ" img="https://kurashikaroyaka.com/wp-content/uploads/2019/08/huki1.jpg"]

季節の果物はペットの身体にも良さそう、というイメージだけで考えず、いまいちど愛犬や愛猫の食事の安全について確認してあげてくださいね。